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隠れ吃音とは?症状や特徴は?どもりを回避する手段・吃音を隠す方法は?

隠れ吃音とは、吃音であることを隠している状態のことです。通常吃音症の方と話していると、言葉に詰まる様子やどもりの症状から吃音症であることが何となく分かりますよね。

ただ、隠れ吃音の方は、吃音の症状を隠しているため、少し話した程度では吃音症であることが分かりません。

実は、周囲に吃音が分からないようにしている隠れ吃音の方は意外と多いと言われています。

そこで、隠れ吃音の症状や特徴について、また隠れ吃音の方がどもりを回避する手段や吃音を隠す方法はどういったものがあるのかについてまとめました。

【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラム

隠れ吃音とは?症状や特徴は?

どもりを上手く隠すことで、周囲に吃音症であることが分からないようにしているのが隠れ吃音です。

吃音者の方は、少なからず周囲の態度に対して傷ついた経験がある場合が多くあります。

そのため、話をする度に「どもったらどうしよう」といった不安や「吃音だと知られるのが恥ずかしい」といった気持が大きくなっていきます。

また、話をして実際にどもってしまうと、非常に落ち込んでしまうのです。つまり、自分が吃音だということ以上に、周囲に吃音が知られることに対する不安や恐怖心が強くなり、吃音を隠そうとするのです。

では、実際に隠れ吃音の方は、どのようにして吃音を隠しているのでしょうか。

どもりを回避する手段や吃音を隠す方法は?

隠れ吃音の方が、どもることを回避したり、吃音を隠す方法はいくつかあります。

隠れ吃音の方が行う言動としてよく見られるのが、随伴症状や挿入、言い換えや助走、中止や回避と呼ばれる言動です。

隠れ吃音の方は、始めはなんとかどもらずに話せるように様々な工夫をしますが、最終的には話すのを止めてしまったり、初めからしゃべらずに済むようにしようと考えるようになります。

随伴症状

    随伴症状は、どもりを回避するために手足や首、顔などの体の一部を動かすことです。随伴症状で見られる動作は様々ですが、手を振ったり、目をつむったりすることで、どもっている状態から抜け出そうとして起こるものです。

挿入

    話し始めや話している最中に「あのー」や「えー」といった言葉を入れるのが挿入です。どもらずに話すために、必要以上に間を空けたり、回りくどい話し方をするようになります。

言い換え

    吃音の方には、自分の言いやすい言葉と言いにく言葉があります。そこで、どもりやすい言葉を避けてどもらずに話せる言葉に言い換えるのです。例えば、「僕」でどもるなら「俺」や「私」に言い換えて話すようになります。

助走

    言葉に勢いを付けて話したり、話すスピードを速めて話すのが助走です。勢いよく話すことで、どもりを回避しようとしますが、話し方や言葉のアクセントが不自然になってしまうことも多くあります。

中止

    中止は、言葉通り話すことを止めるということです。話さなければ当然どもることもありませんので、会話の途中で考えるふりをしたり、話を切り上げるなど言葉を発さないようになります。

回避

    回避は、中止と似ていますが、元から話すことを避ける行動です。ジェスチャーで伝えたり、相手が話すのを待つなど、自分からは極力話さないようにします。店で注文を聞かれた際に、話すのではなくメニューを指さすといった行動が回避に該当します。

吃音を隠せば隠すほど症状は悪化する

隠れ吃音は、周囲にどもりが分からないわけですから、一見特に問題がないように感じますが、吃音症の症状としてはかなり重症だと言えます。

吃音を改善する努力ではなく、吃音を隠す努力をすることで、どもりの症状はどんどん悪化してしまうのです。

また、どんなにがんばって吃音を隠そうとしても、状況によってはどうしても会話が必要な場面も多々ありますので、吃音が周囲に分かってしまうこともあります。

隠れ吃音の方は、実際に話をしてどもってしまうと、落ち込んで、さらに吃音を隠そうとしてしまうのです。

しかし、どもり回避する行動が強くなればなるほど、より吃音の症状は深刻になっていきますので、吃音を隠すのではなく、克服するための努力をすることが重要だと言えます。

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