低血圧と高血圧はどっちが危険？病気を発症するリスクが高いのは？

健康を維持する上で血圧を正常に保つことは非常に重要ですが、血圧が正常値よりも高い場合は高血圧、低い場合は低血圧になります。

一般的に、高血圧については病気を発症するといった健康被害が大きいというイメージがありますよね。ただ、一方で血圧が低い低血圧のリスクについてはあまり知られていません。

そこで、低血圧と高血圧はどちらが危険なのか、また病気を発症するリスクが高いのは低血圧なのか、それとも高血圧なのかについてまとめました。

低血圧と高血圧はどっちが危険？

低血圧と高血圧は、それぞれ異なるリスクがありますので、どちらがというよりもどちらも危険になります。

低血圧の方の中には、血圧が低いということ以外特に心身に症状が現れないケースもありますが、何らかの症状が出ている場合は注意が必要です。

また、高血圧の場合は、生活習慣病を引き起こす原因になるなど、様々な悪影響がありますので、より危険度は高いと言えるでしょう。

低血圧のリスク

低血圧で起こるリスクとしてまず挙げられるのが、めまいや立ちくらみが起こりやすいということです。

寝ている状態、あるいは座っている状態から起き上がる際に、めまいで足元がふらつき、転倒してしまうリスクが高くなります。

また、場合によっては、貧血で失神してしまうケースもありますので、ケガをしたり、重大な事故に繋がる危険性があるのです。

低血圧とは？低血圧の種類は？症状や原因は？血圧が低いとどうなる？

高血圧のリスク

高血圧のリスクは、血管内の圧力が高くなることで、血管がダメージを受け、動脈硬化を促進してしまうことです。

動脈硬化が進むと、心疾患や脳卒中、腎臓病などを発症するリスクが高まります。

高血圧によって発症する病気は、日本人の死亡原因として多い心疾患や脳血管疾患も含まれるため、危険度はかなり高くなります。

高血圧とは？高血圧の症状とは？血圧が高いとどうなるの？

病気を発症するリスクが高いのは低血圧？それとも高血圧？

病気を発症するリスクが高いのは、高血圧です。高血圧では、動脈硬化によって脳卒中をはじめとした重大な病気になる危険性が高くなります。

ただ、血圧が低い低血圧の状態なら特に病気の心配がないというわけではありません。

低血圧が原因で、命に関わる病気を発症するケースもありますので、低血圧だからといって油断はできないのです。

高血圧で起こる病気

高血圧によって発症するリスクが特に高いのは、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血といった脳卒中です。脳卒中を発症すると、一命を取り留めたとしても脳に障害が残るケースが多くあります。

また、心筋梗塞や狭心症といった心疾患、腎臓への負担が大きくなることで発症する慢性腎臓病も高血圧が原因で起こる病気として代表的です。

慢性腎臓病になると、脳卒中や心疾患を発症するリスクも高くなります。

低血圧で起こる病気

低血圧が関係している病気はいくつかありますが、特に怖いのは線維筋痛症という病気です。線維筋痛症は、全身に痛みや疲労感があり、場合によっては動けなくなることもある恐ろしい病気です。

また、高血圧と同じように、心筋梗塞や心不全、脳梗塞などの重大な病気を発症する場合もあります。

他に、若い頃からの低血圧を放置することで、低血糖を引き起こしたり、低血圧を伴う他の病気を発症しているケースもあります。

生命に関わる危険性が高いのは高血圧！

低血圧も高血圧もどちらもリスクがあり、危険な症状となりますが、命に関わる危険性が高いのはやはり高血圧となります。

そのため、健康的な生活を続けるためにも、高血圧の場合はできるだけ早く改善する必要があります。

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