親が原因の吃音とは？母親が原因のどもり・父親が原因の吃音とは
お子さんが話すときにどもりや吃音があることで、吃音症に関する心配を抱えている親御さんは多いかもしれません。どもりや吃音の原因には、育った環境や遺伝が関係していると言われていますので、親御さんが原因で吃音症になっているということも考えられます。
これまで自分が抱えていた症状をが、同じく子供にも見られてしまうと、とても辛い思いをしてしまうこともあります。この吃音の原因は本当に遺伝が関係しているのでしょうか。母親や父親が原因となるどもりや吃音とはどういったものなのでしょうか。
親が原因の吃音とは？
吃音症の原因には、親のしつけや脳の発達以外にも遺伝が関係していることが研究で分かってきています。家族に吃音症を抱えている人がいる場合、吃音になる確率は50％前後と言われています。
研究によって吃音に影響を及ぼす遺伝子が見つかり、吃音症の10人に1人の割合でこの遺伝子を持っていることが分かりました。吃音症の遺伝子を持っていることに加えて、生活環境や精神状態によっても吃音が引き起こされるという変化もあります。
つまり、親である自分が吃音症を抱えていると、子供も吃音症になる確率があるということです。ただ、全てをその遺伝によるものだと判断することはできません。
他にも、親が原因の吃音には、子供が育つ環境も深く関係していることも挙げられます。子供が吃音を引き起こしてしまうのは、遺伝以外にも親が吃音症を抱えていることで、話し方や癖、態度や考え方などが影響してしまうこともあります。
まだ小さいうちに話し方が定着してしまっていることで、子供も成長しても普通の話し方ではなく、どもりや吃音症の症状が残ってしまうことがあります。
子供の吃音症は、強いストレスや厳しいしつけなどの生活環境が関係していることが多いと言われている他にも、親が原因に関係していることもあるのです。
母親が原因のどもり・父親が原因の吃音とは
母親が原因のどもり、または父親が原因の吃音は、遺伝と育てられた環境によって、子供がどもりや吃音を抱えてしまうことがあります。
母親と父親のどちらも吃音症の場合は子供が受け継ぐ確率が高いと言え、もし遺伝に問題が無かったとしても、育ててくれる両親のどちらかが吃音症であった場合、やはり子供に影響してしまうことがあります。
しかし、もし母親や父親からの遺伝によってどもりや吃音症を抱えてしまっているからと言って、治療を諦める必要はありません。
お子さんが小さいうちなら成長していく過程で自然に治る可能性がありますので、優しく見守ってあげることも必要です。大人になって慢性化した吃音症の場合でも、画期的な改善法を取り入れて行くことで、短期間でも良くしていくことができます。
