飛蚊症や鼻血・微熱や顔が赤い症状は高血圧が原因で起こる?
高血圧の状態が続くと様々な症状が表れると言われていますが、それらにはほとんど自覚症状がなく特徴的な病状も無いため、ほとんどの場合には血圧を測定した時でしか、高血圧であることに気付くことができません。
しかし、高血圧の状態が長く続いてしまうと、高血圧の合併症によって心臓や腎臓、脳という体の重要な場所に障害を引き起こしてしまいます。
そのため、できるだけ早く高血圧の症状に気付いて対処することが必要です。実は、高血圧ではめまいや頭痛、疲れやすさなどの症状以外にも他の症状が表れることがありますので、それらの原因に繋がっているのかどうかのチェックをしてみましょう。
飛蚊症や鼻血・微熱や顔が赤い症状は高血圧が原因で起こる?
飛蚊症や鼻血、微熱や顔が赤い症状となると、普段からこれらの症状が起きてしまうことがあるでしょう。こういった体に起こる些細な変化でも、実は血圧の変化によって表れているサインという場合があります。このサインの発見が遅れると高血圧は進行して合併症にもなってしまうことがありますので、決して見逃すことができません。
しかし、その反対に症状が出ていても、高血圧とは限らずに低血圧が原因になっている場合もあります。それらははっきりしたものでもないため、区別がつけにくいこともありますが、きちんとそれぞれで見極めていくようになります。
ただ、飛蚊症や鼻血・微熱や顔が赤い症状の中でも、実は高血圧が関係して引き起こされるものと低血圧が関係しているものとで分けることができます。それぞれの原因はどのようなものがあるのか、それぞれチェックしてみましょう。
また、もし飛蚊症や鼻血、微熱や顔が赤いといった症状でお悩みでしたら、高血圧を疑い適切な治療を取り入れましょう。
それぞれの症状の原因と血圧の関係
飛蚊症や鼻血・微熱や顔が赤い症状では、原因は全て血圧が正常でない場合に引き起こされますので、どういった原因が把握しているのかを把握しておきましょう。
飛蚊症
飛蚊症(ひぶんしょう)とは、白い壁や空などの明るく何もない場所を見た時、目の前に浮遊物が浮かんでいるように見える少々のことです。この原因には高血圧が関係しており、血圧が高い状態で維持され血管に負担がかかっていると、血管が出血しやすくなってしまいます。これが目の中で起こり、目の硝子体に血液が入ってしまい、浮遊物のように見える飛蚊症になってしまうことがあります。
鼻血
鼻血の原因は複数ありますが、量が少なくすぐに止まる鼻血であれば、毛細血管からの出血なので血圧には関係ありません。しかし、高血圧になっていることで血管がもろくなり、出血の勢いも強くなることで長時間大量な出血をしてしまうことがあります。さらに、高血圧で鼻血が出るのは同時に頭痛も起こったり、すでに高血圧の合併症が出ている可能性も挙げられます。その合併症とは腎臓に起こる腎性高血圧であり、腎臓の機能が低下してしまうことで、放置していると腎不全にまで進行してしまいます。
微熱
もともと体温と血圧との関係は密接なもので、血圧が低いことで体温が上昇しやすくなります。直接的な影響ではありませんが、一見微熱を引き起こしそうな高血圧よりも、実は低血圧の方が微熱を引き起こしていることの方が多く見られています。
顔が赤くなる
微熱の原因と同様に、顔が赤くなることは体を流れる血液が関係していますが、実際には高血圧のせいではありません。飲酒や運動をしたりのぼせたりすると顔は赤くなりますが、これはもともと静脈の流れによって引き起こされていることがほとんどです。短期間で血圧が高まった場合にも少しだけ顔が赤くなりますが、それほどはっきり表れません。
高血圧が引き起こす症状の対策は?
高血圧によって引き起こされる症状に、飛蚊症や鼻血があると分かりました。また、微熱や顔が赤くなる原因も、血圧などが関係していると分かりましたので、普段から血圧がどのような状態であるかのチェックも欠かせなくなりました。
特に、高血圧の場合にはその状態が続き、症状が進行して合併症を引き起こさないと症状が表れないため気付くことができないこともあります。