手のしびれや手の震え・体がだるい症状は高血圧が原因で起こる?
手のしびれや手の震え、体がだるいという症状を感じていませんか?手がしびれて動かせないことや手が震えて文字が書きにくいこと、体がだるくて動くのが億劫だということは小さな症状として考えてしまうことがあるかもしれません。
私達の体に表れる様々な変化には、体から何らかのサインだと言えますが、これらの症状が見られた際には、血圧が関係していることが挙げられます。
血圧は特に加齢によって上昇しやすい傾向があり、重大な病気を引き起こしてしまうことがありますので、何が原因となっているのかを特に注意しなければなりません。
手のしびれや手の震え・体がだるい症状は高血圧が原因で起こる?
手のしびれや手の震え、体がだるい症状は、実は高血圧が関係して引き起こされていると言えます。これらの症状は高血圧以外でも引き起こされることがありますが、普段から血圧が高めということが分かっているうえ、これらの症状がでているのであれば要注意です。
血圧が高くなると、体にはしびれや震えなどの様々なサインが表れますが、この高血圧を放置してしまうと、動脈硬化になってしまい、さらに脳梗塞という脳の血管に障害が起きやすくなってしまいます。
高血圧で手足がしびれてしまうのは、脳の血管が詰まって血流が滞ってしまい、脳細胞が壊死してしまうことによって引き起こされます。
体のだるさの症状は、既に高血圧を治療している人で、血圧を下げるため降圧剤を服用していることにより、血圧が下がりすぎて引き起こされることがあります。さらに、ストレスなどによる自律神経の失調によっても、体の不調でだるいと感じることが出てくるのです。
血圧の変化は私達の身心に様々な影響を与えてしまうため、高血圧の状態も避けるようにしなければならないのです。
高血圧による手のしびれと体のだるさの特徴
高血圧によって引き起こされる手のしびれと体のだるさの症状には特徴的なものがありますので、もし自分に表れているのであればその症状をチェックし、必要であれば診察を受けて正確な状態を把握しておきましょう。
高血圧による手のしびれの特徴
手のしびれといっても、正座をしていた時のようにピリピリとした感覚ではなく、手袋をはめているような麻痺や無感覚という状態に近いものです。また、片手がしびれるという特徴がありますが、まれに両手がしびれることもあるためどちらも要注意です。
また、片手のしびれと同時に口がしびれることもあります。これは手の神経を司る場所と口の神経を司る神経の場所が近いためです。
しびれの出方も、急に起こって数分で消えるようであれば、脳梗塞の前兆の一過性脳虚血発作という状態ですので、この場合にはすぐに対処が必要となります。
高血圧による体のだるさの特徴
高血圧は進行すると合併症が引き起こされますが、その合併症の中には体のだるさに関係する心不全や糖尿病、腎臓病などが挙げられます。
心臓の機能が低下する心不全では、全身に血液が送れなくなってしまい、そこから十分な酸素や栄養が行き届かなくなってしまうことで動悸や息切れ、だるさが表れます。
高血圧と併発することの多い糖尿病は、糖をエネルギーに変換する機能が衰えるため、だるさや疲れやすさなどが表れます。
高血圧の状態が続いていると併発することがある腎臓病では、腎臓の機能が低下することで頻尿や多尿の他にもだるさが表れます。
高血圧の症状が出た時にはどうすれば良いの?
自分が高血圧だということが分かっており、他にしびれや震え、だるさの原因が考えられない時には、高血圧による症状だと疑い、そのための対処を取り入れることがおすすめできます。
高血圧は自覚症状が分かりにくいものですが、私達の体は負荷がかかっているときや異常があるときには必ず何らかのサインを発していますので、「大丈夫、我慢できる」「いつもだから」と過信してしまうことや習慣にしてしまわないようにしましょう。
高血圧によって引き起こされる症状は、重大な病気の前兆だということが多いため、これらを見逃さないような適切な対処が求められます。