強迫性障害・強迫神経症の症状をチェックするには?
強迫性障害(強迫神経症)は、これを精神疾患と自覚しておらずに自分の性格だと思い込んでいる人もいると言われているため、長期的に不安間や不快感を抱えて苦しい思いをしている患者さんが多いものです。
この強迫性障害は治療をすることができるものですので、そういった苦しみから解放されるためにも、この強迫性障害にできるだけ早くに気付き、適切な対処を行うことが必要です。
この強迫性障害には特徴的な症状がありますので、自分の意識や行動の中で、気になることが多く、人とは少し違うことがあると感じているのであればそれらをチェックしておきましょう。
強迫性障害・強迫神経症の症状をチェックするには?
強迫性障害(強迫神経症)には、強迫観念と強迫行為という2つの症状が表れます。これらは主に、あまり気にしなくても良いことを気にしすぎてしまうことや無意味だと分かっていてもある行為が止められずに過剰になってしまうというものです。
ある行為がやめられないという強迫行為では、自分では分かっているのに止めると不安になるということもあり、危害を加えてしまうことも考えられるでしょう。
そこで、この強迫性障害で代表的な症状を挙げていきますので、それに当てはまればこの症状を抱えていると判断できますので、まずは代表的な症状からチェックしてみましょう。
代表的な強迫観念
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・自分を傷つけるのではないかと、ガラス窓のそばを通ることを恐れたりナイフやフォークなどのとがったものを恐れる
・人に怪我をさせてしまったり他人に危害を与えてしまうのではないかと恐れる
・殺人などの暴力的な場面や車で人を轢いたりするなど、やろうとは思っていけない行動を衝動的に行ってしまうのではないかと恐れる。
・お店で万引きをしてしまうことや会計でごまかしてしまうのではないかと恐れる。
・黒猫に出会うことや霊柩車を見たこと、墓地の近くを通るなどの死を連想させるような縁起の悪いことを過度に恐れる
・自分は癌などの病気ではないかと心配で、医者に大丈夫と言われてもまだ病気を恐れる
・外出時に自分の注意が不十分だったために家が火事になったり泥棒に入られたりすることを恐れる。
・本棚や机の上のものなどを正確に並べたかどうかの心配や計算、文字の書き方が完璧かどうかを心配する。
・財布や携帯、カギなどを無くしてしまうのではないかと過度に心配する。
・自分の体の部分や外見が醜いものでは無いかと過度に心配する。
・公衆トイレや銭湯などで病気に感染するのではないかと恐れる。
・人との握手やドアノブ、動物や虫など触れただけで汚染されてしまうのではないかと恐れる。
・役立たないものでも、将来必要になるかもしれないと拾い集めたくなる。
・間違った言葉で言葉が適切でなかったのではないかと恐れる。
代表的な強迫行為
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・過剰に手を洗うことや儀式的な手順で手を洗っている。
・身支度や入浴、化粧などの日課も過剰になることや儀式的になり、途中で邪魔されたり中断すると、また最初からやり直さなければならないと行動する
・自分が知らないうちに人を傷つけていなかったかどうかを他人に確認することや反対に自分自身が怪我をしていないことを確認するために病院で診てもらう
・癌などの病気でないのに、医者に証明を求めることや血圧や体温などの測定を繰り返し行う
・外出の際にコンセントや戸締り、自分がやるべきことに間違いがないかと繰り返し確認をする
・汚染を防ぐために家の掃除を過剰にしたり、調理の際やゴミに触れる時などには手袋をつける
・短い手紙を書くことや本を2、3ページ読むだけでも数時間がかかる
・本棚や机の上を整理整頓することにこだわり時間をかける
・古新聞や空き缶、包装紙などでもいつか使うだろうと思って溜めこんだり物を拾ってくる
・物に触れてみたいという欲求があり、他人に軽く触れたり熱い鉄板に触りたくなる
強迫性障害を改善するには
いくつも当てはまるものがあれば強迫性障害の可能性がありますが、あくまで自己診断となりますので、病院で受診することも必要な場合が出てきます。
しかし、病院で治療をするとなると、精神科の薬の処方と行動療法がありますので、どうしても抵抗が大きいと感じてしまう人が多いかもしれません。
そこで、自力で良くしていきたいという方には本田式強迫性障害改善プログラムがおすすめできます。
本田式強迫性障害改善プログラムでは、薬に頼らず根本的な解消をしていくことになりますので、これまで抱えてきたつらい強迫観念から解放されることに期待できます。