耳鳴りとは?耳鳴りの症状とは?耳鳴りの症状をチェックするには
耳鳴りとは、実際には何も音がしていないはずなのに、「キーン」といった高い音や「ジー」「ボー」といった低い音などが聞こえると感じる現象を耳鳴りと言います。
この耳鳴りの症状が頻繁に表れることで苦痛に感じ、日常生活の中でも眠れないことや集中できないことにも繋がってしまいがちです。
また、耳鳴りは日本人の10人に1人が抱えていると言われているものですが、その症状は様々なものがあります。
もし耳鳴りに悩まされているのなら、まずは耳鳴りの症状を知り、チェックして適切な改善法を取り入れていきましょう。
耳鳴りとは?
耳鳴りとは、実際にはしていない音が聞こえる現象で「耳鳴」(じめい)とも言われている症状です。
耳鳴りには原因や症状の表れ方が様々ありますが、生理的に引き起こされるものであれば特に心配することはありません。
しかし、毎日何度も耳鳴りがするなど慢性化してしまうと、何かの病気や障害ではないかと精神的に不安に感じてしまうことがあるでしょう。
実は、耳鳴りには様々な症状があります。これをチェックするには、耳鳴りの際に聞こえる音がどのようなものかを自覚することです。特に心配することの無い耳鳴りや音の聞こえ方によって病気が関係している場合もあります。
耳鳴りの症状とは?
耳鳴りの症状は自覚的耳鳴と他覚的耳鳴という2つに分類されます。
自覚的耳鳴
自覚的耳鳴が聞こえやすいのは周囲が静かな時で、早朝や夜に感じやすいものです。主に「キーン」や「ジー」、「ボー」といった音が聞こえますが、これは本人にしか聞こえていません。
自覚的耳鳴が起こる仕組みははっきりとしているものではありませんが、内耳から脳へ繋がる聴覚経路のどこかで神経が活性化されることで生じるもので、実際に外からの音が届くことに関係なく音が聞こえるものです。
加齢によって単体で引き起こされることや特定の病気の症状として引き起こされることがあり、原因は1つだと自己判断することが難しい場合もあります。
他覚的耳鳴
他覚的耳鳴は自覚的耳鳴とは異なり、実際に「コツコツ」「プツプツ」という音が鳴っているのが聞こえているものです。
他覚的耳鳴が引き起こされる仕組みは、耳の周辺の筋肉や耳小骨(じしょうこつ)についている筋肉が痙攣していることが挙げられます。
また、耳周辺の静脈や動脈の中を血液が流れていることで、短い音ではなく持続的に雑音が聞こえることもあります。
耳鳴りの症状をチェックするには
「ボーン」
飛行機に乗った時や耳垢が溜まっている、鼓膜に穴が開いていることで引き起こされますが、気圧調整や耳垢の除去、鼓膜の穴をふさぐと解消できます。
「トク、トク」「ザーザー」
脈を打つように音が聞こえるもので、血管を流れる血流の雑音が聞こえてくる時には、血管性耳鳴りが考えられます。これは自然に症状が治まることの多い耳鳴りです。
「コツコツ」「プツプツ」
脈を打つよりも早く聞こえる耳鳴りは、耳周辺の筋肉が痙攣することで引き起こされていますが、自然と症状が治まりやすいものです。
「ブーン」
耳に水が入った時のような音や音が割れて聴こえる、エコーがかかって聴こえる時には急性低障害が他感音難聴やメニエール病が疑えます。ふらつきや激しいめまいが伴うことがあるのが特徴的です。
「水の流れるような音」
内耳に満たされている外リンパ液が、強い衝撃などで避けることで中耳に漏れ出てしまい引き起こされます。自然に治る場合も多いのですが、リンパ液が漏れている部分を塞ぐための手術が必要な場合もあります。
耳鳴りについて
耳鳴りの症状が気になることで、眠れないことや集中できないこともあるでしょう。特に、耳鳴りが気になり眠れないとなると、そこから精神疾患やその他の体の不調も引き起こしてしまうようになります。
そのため、できるだけ耳鳴りは放置せずに改善することは必要なのです。
これまで病院や整体院などに行き相談しても、具体的な改善策や治療の効果が得られなかったという人は多いのではないでしょうか。そのことで耳鳴りと一生付き合わなければならないと思っている人も多いかもしれません。
しかし、耳鳴りはきちんと改善することができるものです。耳鳴りから解放されることで、快適な生活を送ることができますので、1人で悩み続けるよりも改善を目指しましょう。