強迫性障害・強迫神経症の症状の種類とは？症状の一覧について
強迫性障害・強迫神経症は、強迫観念や強迫行為が表れる疾患ですが、これを抱えている人に見られる症状の種類は一人ひとり異なるもので、非常に多くの種類が挙げられます。
そのため、自己チェックで自分の症状が当てはまらないことがあると、「自分の性格だから仕方ない」と何も対処をしていないという人もいることでしょう。そうなると、この症状によってさらに苦しめられることになり、精神的な負担がさらに大きくなってしまうことがあります。
そこで、強迫性障害を克服するためにも、強迫性障害でよく見られる症状の種類にはどのようなものがあるのかを把握しておきましょう。
強迫性障害・強迫神経症の症状の種類とは？
強迫性障害・強迫神経症の主な症状は「強迫観念」と「強迫行為」ですが、これらは一人ひとりによってその内容が異なっているため、種類に分けると非常に多くのものがあります。
強迫性障害は、もともと日頃の不安や心配事が原因に関係しており、人それぞれ異なる恐怖症のようなものになっていますので、100人いれば100種類の症状があると言われています。
ただ、その症状が出ていても強迫性障害によるものだと自覚できないこともありますので、もし日常で得体のしれない不安感や不快感、恐怖感や心配ごとがあれば、症状に一覧の中に似ているものが無いかチェックをしてみましょう。
症状の一覧について
確認行為
外出時などに戸締りやガスの元栓などが気になり、何度も戻って確認する行為です。確認は健常者でも行いますが、過剰に確認を繰り返しているのであれば強迫性障害の症状に当てはまります。
不潔強迫
自分の手や体が汚れていることが気になり、何度も洗って綺麗にしようとする行為です。しかし、何度洗っても気が済まないので洗うのがやめられなくなってしまいます。
疾病恐怖
自分が何かしらの病気にかかっているのではないかと思い、病院で何度も診察を受けたり、血圧などの検査をして、その結果を見て異常がないことを確認するまで不安を感じてしまいます。
被害恐怖・自殺恐怖
自分自身を傷つけてしまうことや自分以外のものによって自分が傷つけられるのではないか考えてしまう被害恐怖、自分が自殺してしまうのではないかという恐怖を感じてしまう自殺恐怖があります。
加害恐怖
被害恐怖と反対に、自分の不注意で他人を傷つけることになるのではないかと考えたり、自分が知らないうちに人を傷つけていないかと心配になり、家族や他人に聞いたり新聞やニュースをチェックすることもあります。
保存強迫
大切なものを捨ててしまうのではないかという心配や後から必要になるかもしれないと思ってゴミや不用品を貯めこんでしまいます。物に支配されてしまうことで「物の集めすぎ」「物の買いすぎ」が引き起こされ、捨てることができない結果、ゴミ屋敷になってしまうこともあります。
ただ、コレクションなどで本人が喜んでいる場合は異なり、本人が不要と感じているのに捨てられないのが保存強迫の症状です。
縁起恐怖
「墓地の前を通った」「黒猫を見た」などといった些細なできごとに対して縁起が悪いと極端に不安になり避けることがあります。また、社会的や理論的なことに対しても、何か良くないことをしてしまったのではないかという不安を感じてしまいます。
数唱強迫
数字にこだわりがあり、「死」を連想させるような「4」という数字を極端に避けたり、歩数が奇数の時に横断歩道を渡り切らなければならないなどのこだわりを持ち、達成できないことに恐怖を感じてしまいます。
不完全恐怖・順序、左右対称への強迫
自分の決めた位置にきちんと物が置かれていないと、うまくいかずに不安になってしまいます。また、自分の決めた順序で物事が進まないと、達成できるまで最初からやり直すようになります。他にも自分の中で決めたルールがあり、それに対して強いこだわりがあります。
自分の抱える症状を改善するには？
強迫性障害で表れる不安感や不快感、恐怖や心配などの得体の知れない感情は、常に負担となることで生活や健康状態にまで大きく影響してしまいます。
この症状を改善するには、まず自分が強迫性障害を抱えていることを自覚し、そこに適切な改善法を取り入れることが必要です。その改善法とは【RMM】本田式・強迫性障害改善プログラムです。
今までの強迫性障害の改善法には、薬品を用いたり訓練を行う方法が用いられていましたが、【RMM】本田式・強迫性障害改善プログラムでは、自宅にいながらできるもので、毎日たった20分、それを6週間続けるだけとなっています。
年齢や性別は問わず、カウンセラーとやりとりのできる中学生以上であれば、この方法を十分に役立てることができ、改善を行うことができるのです。
強迫性障害には様々な症状の種類がありますが、これまでに300名以上もの患者さんを救ってきたこの改善法は、あなたの抱えている症状の改善をするために最もおすすめできます。
