突発性難聴とは?突発性難聴の症状とは?
突発性難聴とは、ある日突然耳が聞こえなくなってしまう病気のことです。
この突発性難聴は若い人でも表れやすいものですので、できるだけ早いうちに症状に気付き、対処することも必要になります。
もしもこの突発性難聴を発症させてしまったら、驚きや不安を隠せないことでしょう。そこで、この突発性難聴と症状についてご説明いたします。
突発性難聴とは?
突発性難聴とは、ある日突然、何の前触れもなく難聴になる病気で、その名の通り突発的に耳が聞こえにくくなってしまいます。
この突発性難聴は、これまでに耳の病気をした経験の無い人や明らかな原因が無いのにも関わらず表れてしまいます。現在では治療を受けているだけ患者さんだけでも、その数は年間35,000人と、非常に多く見られています。
また、「難聴」というと、高齢になると誰でも表れる悩みというイメージを持っている方がいらっしゃるかもしれませんが、この突発性難聴は50~60代の方に多い一方で、若い方でも発症するケースが見られているため油断のできないものです。
しかし、突発性難聴がどうして引き起こされるのかということは明確に分かっていません。ただ、生活習慣病を抱えている人やストレスを溜めている人に見られる傾向があるのではと考えられ、現在でもその追究が行われています。
この突発性難聴は、早期発見で適切な治療をしていれば改善することが可能ですが、症状を放置してしまうことで治療が困難になってしまいます。まずは突発性難聴の症状を知っておきましょう。
突発性難聴の症状
突発性難聴の症状は、通常の難聴とは異なる特徴があります。年齢を重ねたことや何らかの病気による難聴とは異なるもので、治療をするには早めに気付くことが重要となります。
突発的な症状の場合、いきなり症状が表れたことで「一時的なものだからすぐに治るかな?」と判断し、そのままにしてしまうことが考えられます。
しかし、上記でもお伝えしたように、突発性難聴の症状は発症してから時間が経過するほど治療が難しくなりますので、聴力の異変に気付いた時には早めに対処しなければならないのです。
もし、耳の聞こえにくさがあり、さらに下記の特徴的な症状に当てはまるのであれば、突発性難聴の疑いがありますので要チェックです。
突発的に難聴が起こる
去年よりも聴力が下がったかな?という時間の経過に伴う聴力の低下ではなく、「朝起きたときに耳が聞こえなかった」「作業をしている時に突然聞こえなかった」など、突発的に耳が聞こえない症状が表れます。
片方の耳が聞こえにくくなる
突発性難聴は、ほとんどの場合で片方の耳に表れることが特徴的です。まれにですが、両方の耳に発症することもあります。
難聴の前後の症状
難聴が発生する前後には、耳鳴りやめまい、吐き気や嘔吐が現れます。また、完全に音が聞こえなくなってしまうのではなく、音がこもったように聴こえる症状もあります。
突発性難聴の症状が出たら
上記のような症状の表れる突発性難聴になってしまったら、すぐに治療を受ける必要があります。
めまいや吐き気、嘔吐などの辛い症状に加えて精神的なショックやストレスを受けるかもしれません。また、難聴は仕事や生活に大きな支障をきたしてしまい、周囲への不注意によって思わぬ身の危険に巻き込まれてしまうことも懸念されます。
ただ、突発性難聴は複雑な病気のため、治療が困難な場合もありますが、全く打つ手のない病気というわけでもありませんので、あきらめずに改善を目指していきましょう。
「聴力に自信があるから大丈夫」という方でも、突発性難聴が発症する可能性は0%と言い切ることはできません。何らかのきっかけで発症する可能性も考えられますので、突発性難聴の知識を取り入れておくと良いでしょう。