吃音症の言語療法とは?やり方や治療の方法は?吃音は言語療法で治る?
吃音症の言語療法とは、言語聴覚士による指導を受ける吃音症の治療方法の1つです。
吃音症の言語療法では、言語聴覚士が吃音の症状を確認し、改善に向けたトレーニングやアドバイスを行います。
最近は、言語聴覚士が在籍し、吃音や失語症などのケアを行っている医療機関もあります。
そこで、吃音症の言語療法について、また言語療法のやり方や治療の方法、そして吃音は言語療法で治るのかについてまとめました。
吃音症の言語療法とは?
吃音症の症状や程度はかなり個人差がありますので、特定の治療法というのは確立されていません。
ただ、吃音症の改善に効果的とされている対処法や治療法はいくつかあり、その中の1つが言語療法となります。
言語療法は、吃音症の治療法の中では基本的な治療方法となり、基本的には国家資格を持つ言語聴覚士によって行われます。
言語聴覚士は、どもりが軽減される話し方や発声の仕方、コツなどを伝え、練習方法の指導などを行います。
言語聴覚士とは?
言語聴覚士とは、言語や聴覚などに関する障害をもった方に対し、症状や原因を明らかにし、改善するための指導や訓練を行う専門の職業です。
言語聴覚士は、吃音症や失語症の他、摂食や嚥下障害などにも対応し、口や喉、舌の使い方などを指導する役割もあります。
言語聴覚士は、病院などの医療機関の他、福祉施設や教育機関に在籍している場合もあります。
言語療法のやり方や治療の方法は?
吃音症の言語療法のやり方や治療の方法は、症状や程度によって異なりますが、代表的な治療方法としては抑制法とバウンズ法(修正法)が挙げられます。
抑制法は比較的短期間で吃音症を改善する際に用いられる方法です。逆にバウンズ法(修正法)は長期的に取り組む治療方法となります。
また、抑制法ははじめから吃音の改善を目的とするのに対し、バウンズ法(修正法)では軽くどもった状態にし、徐々に修正していくという点が大きな違いとなります。
抑制法
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抑制法のやり方は、へその下にある丹田に力を入れて、話し始めの第一声を「あー」や「うー」のように引き伸ばして話します。抑制法を行う際には、ゆっくりと話すのがポイントです。
抑制法では、短期間での吃音の改善が期待できますが、仮に一時的に改善しても吃音症が再発する可能性も高いと言われています。
バウンズ法(修正法)
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バウンズ法(修正法)は、どもりを完全に修正するのではなく、楽に話せる程度に軽くどもらせた状態で治療を行います。
どもりがある状態で話をさせ、少しずつ発音や発声を修正をしていくのがバウンズ法(修正法)となりますので、抑制法に比べて長期間の治療が必要となりますが、再発の可能性は低くなります。
吃音・どもりは言語療法で治る?
吃音やどもりは、人によって症状や原因は様々ですので、一概には言えませんが、言語療法によって改善される場合はあります。
ただ、言語療法は、治療の仕方によっては一時的な改善で再発をしてしまったり、かなり長期的に継続して治療を行う必要があります。
また、言語療法を行う言語聴覚士は、どの病院や医療機関でも在籍しているというわけではありません。
そのため、言語療法を受けたくても受けらえないというケースも少なくありません。
自宅で吃音を改善したいなら?
言語療法は吃音症の基本的な治療法となりますが、現実的に言語療法を受けるのが難しい、あるいは病院に行くことに抵抗があるという方も多いでしょう。
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