子宮筋腫の自覚症状とは?子宮筋腫の症状は自覚できる?
子宮筋腫には自覚症状がありますが、表れ方は1人1人異なるものです。
そのため、症状が表れていても子宮筋腫だと気づかずに放置してしまうケースもありますので、できるだけ早い段階で改善するためにも、どのような自覚症状があるかを知る必要があります。
特に、子宮筋腫の症状の中には子宮筋腫と関連していると気づきにくいものがいくつかありますので、細かく観察してみましょう。
子宮筋腫の自覚症状とは?
子宮筋腫は4人に1人の女性に発生する良性の腫瘍ですが、子宮筋腫ができていても60~70%の人は自覚症状を感じないと言われています。
この子宮筋腫自体が害というわけではないのですが、生理や妊娠などに影響が及んでしまうものです。
しかし、実は子宮筋腫の症状には自覚できるものもあります。子宮筋腫の特徴を知ることで、この自覚症状に気付くことができるようになります。
下腹部にしこりがある
子宮筋腫は子宮に筋腫ができるため、下腹部を触るとしこりがあると分かります。子宮のある下腹部を触った時にしこりがあると分かった時には、既に筋腫が大きくなり、握りこぶし大になっている状態です。
生理の出血量が多くなる・生理が長引く
生理の時に出血量が多くなっていることは子宮筋腫の自覚症状の1つです。出血量が多くなるのは、子宮筋腫が子宮の内側を引き延ばして変形させていることが原因になっています。
ただ、毎回の生理で出血量がどのくらいかということを意識していたり、人と比べたりすることができないため、生理中の異常だと気付かないケースもあります。
また、子宮筋腫が子宮の収縮に影響することで止血ができなくなり、生理の期間が通常よりも長引いてしまうこともあります。
腰痛・腹痛
子宮筋腫の症状の中には、鈍痛や差し込むような痛み、ひきつけるような痛みを感じる腰痛や腹痛が表れることがあります。
子宮筋腫の腫瘍がどんどん成長していき、周りにある臓器を圧迫していることで腰痛を引き起こしてしまうことがあります。子宮筋腫に臓器が圧迫されることで、骨盤の神経も圧迫され腰痛が引き起こされてしまうことがあり、腹痛が起こることもあります。
おりものに異常がある
水っぽいおりものや黄色いおりもの、血の混ざったおりものなど、おりものに異常が現れます。これは生理の際の異変と同様に、筋腫が影響を与えているためです。
子宮筋腫の自覚症状に気付くには、普段の体の調子を把握しておくことも必要になりますので、小さな変化でも見逃さないようにチェックをしておきましょう。
子宮筋腫の症状は自覚できる?
どんな病気でも、初期の段階で気付くことができれば改善することや悪化を遅れさせることができるものです。子宮筋腫も同じく、まだ筋腫が小さい初期の段階では、上記のような症状や不妊といった悩みを背負うことも無くなります。
子宮筋腫の症状は自覚できるものですので、その自覚症状から子宮筋腫に気付き、適切に対処するためにも、まずは下腹部を触ってしこりが無いか、普段の生理の際の出血量や期間、おりものの状態もチェックしてみましょう。