吃音のバックラッシュ現象とは?改善したどもりが再発する原因は?
吃音のバックラッシュ現象とは、一度改善したどもりの症状がまた再発してしまうことです。
吃音症の治療を行う上で、バックラッシュ現象に悩まされる人は少なくありません。
せっかく良くなっていたどもりがまた悪化することで、精神的に大きなショックを受けて、吃音の克服を諦めてしまうケースもあるのです。
そこで、吃音のバックラッシュ現象について、また改善したどもりが再発する原因についてまとめました。
吃音のバックラッシュ現象とは?
バックラッシュ現象は、揺り戻しと呼ばれることもあり、吃音治療においてよく見られる現象です。
イメージとしては、ダイエットのリバウンドのようなもので、一度は改善された症状がまた悪化してしまうことを意味します。
吃音のバックラッシュ現象は、特に珍しいものではなく、吃音症の治療をしている方なら誰にでも起こる可能性があります。
また、吃音の治療を行っていない方でも、自然と症状が改善されていたのに、バックラッシュによって最近またどもりが酷くなってきたという場合もあります。
一度改善したどもりが再発する原因は?
誰でも時間帯や日によって滑舌の調子が良かったり悪かったりする場合はありますよね。
ただ、治療を進めている吃音の症状が急に悪化したり、治ったと思っていたどもりが出はじめた場合は、吃音が再発した可能性があります。
どもりの症状が再発する原因としては、バックラッシュ現象の他に、過度なストレスの蓄積が挙げられます。
バックラッシュ現象
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バックラッシュ現象が起こるのは、脳の防御反応が原因となります。自分はどもりを治したいと思っていても、脳が本能的に変化を嫌って元の状態に戻そうと働いてしまうのです。バックラッシュ現象は自分の意志とは関係なく脳が反応して起こりますので、自分で制御することはできません。脳の防御反応が強い人ほどバックラッシュ現象が起こりやすく、どもりが再発する確率も高いと言えます。
過度なストレスの蓄積
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どもりの症状は、ストレスによって再発する場合もあります。ストレスは吃音を発症する代表的な原因の1つとなりますので、吃音の治療を行っている最中に、仕事や対人関係などで過度なストレスが掛かると、改善されていたどもりの症状も悪化してしまいます。
中途半端な治療はバックラッシュが起こりやすい
バックラッシュ現象は、誰にでも起こり得る症状ですが、特に中途半端に吃音の治療を行っている方に起こりやすいと考えられています。
吃音の治療途中で放置していたり、ある程度良くなったからといって治療をやめてしまうと、どもりを再発する可能性が高くなるのです。
そのため、バックラッシュを防ぐ、あるいは軽度で済むようにするためにも、しっかりと吃音を克服しておくことが重要となります。
吃音の完全克服におすすめの方法
吃音の完全克服を目指す方におすすめの方法が、【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラムです。
【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラムは、1日20分~30分程度の簡単なエクササイズをわずか6週間行うだけでどもりを改善できるというプログラムです。
もちろん、吃音を根本的に改善するプログラムとなりますので、再発の心配もありません。
これまで、どもりの再発に悩まされてきたという方は、ぜひ【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラムを試してみて下さい。