低血圧を予防するには?低血圧の改善に効果的な方法や対策は?
低血圧は高血圧に比べるとすぐに命の危険に関わるという症状ではないため、軽視されがちです。
ただ、低血圧になると日常生活で、疲れやすい、体がだるい、頭痛やめまいといった不調やトラブルが起きやすいのも事実です。
低血圧でも特に体調に問題がなければ良いのですが、何かしらの影響が出ている場合は軽く考えずに対処する必要があります。
そこで、低血圧を予防するにはどうしたら良いのか、また低血圧の改善に効果的な方法や対策についてまとめました。
低血圧を予防するには?
低血圧を予防するには、まず規則正しい生活習慣を心がけることが基本となります。
一般的にも、低血圧の人は朝なかなか起きられない、午前中は体がだるいというイメージがありますよね。
特に、夜型の生活を送っている方は、自律神経のバランスが崩れて朝に弱くなる傾向があります。
そのため、まずは早寝早起きを心がけて、朝からしっかりと活動できるようにすることが重要です。
また、朝起きられずに朝食を抜くと、ますます倦怠感が強くなり、疲れやすい体質になってしまいますので、朝起きてしっかりと食事を摂ることが低血圧の予防に繋がります。
低血圧とは?低血圧の種類は?症状や原因は?血圧が低いとどうなる?
低血圧の改善に効果的な方法や対策は?
低血圧を改善するには、朝方の生活に切り替えること、3食きちんと食べることが重要になりますが、食事の内容もポイントです。
また、低血圧を改善するための対策としてとしては、朝起きた時の行動も重要になります。
他に、運動不足の方は適度な運動をすること、ストレスを溜め込みすぎないようにすることも効果的な対策となります。
塩分やクエン酸を摂る
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塩分には血管を収縮させる作用がありますので、血圧を上昇させることができます。そのため、低血圧の方は塩分をしっかりと摂ることが重要です。ただ、もちろん塩分の過剰摂取は体に悪影響を及ぼしますので、あくまでも適度に摂取するようにしましょう。
また、低血圧の方は疲れやすい体質になりますので、疲労を回復する効果のあるクエン酸も積極的に摂るようにすると良いでしょう。
コーヒーやお茶を飲む
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食事をした後に血圧が下がる方も多いのですが、食事中にコーヒーやお茶などカフェインが含まれた飲み物を飲むのが効果的です。
カフェインには血圧の低下を防ぐ働きがありますので、食事の際にコーヒーやお茶を飲むと食後の血圧低下の予防になります。
お酒の量を減らす
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アルコールには血管を拡張させる作用があります。そのため、お酒を飲むと血圧が下がりやすくなりますので、出来るだけ控えるようにしましょう。
お酒を飲んでいる時に低血圧によるめやいや立ちくらみの症状が起きると、転倒してケガをしてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
朝太陽の光を浴びる
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低血圧の人は朝に弱い方が多いのですが、朝起きて太陽の光を浴びると体内時計が整います。低血圧の予防や改善には、夜は早めに就寝して朝早く起きることが基本となりますので、生活のサイクルを整えるためにも朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる習慣をつけましょう。
朝に熱いシャワーを浴びる
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低血圧で朝頭がボーっとする、体がだるいと感じたら、熱めのシャワーを浴びると効果的です。熱めのシャワーを浴びることで交感神経が活発になり、血圧を上げることができます。ただ、低血圧の場合、ぬるめのシャワーや入浴は逆効果となりますので、熱めのシャワーを短い時間だけ浴びるようにしましょう。
有酸素運動をする
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低血圧の方は疲れやすい体質から運動不足になっている場合が多くあります。ただ、体を動かしていないと血流が悪化してますます症状が悪化してしまいます。
特に激しい運動をする必要はありませんが、ウォーキングなどの軽い有酸素運動で体を動かしましょう。運動はストレスの発散にもなりますので、出来るだけ毎日の習慣として行うのが有効です。
低血圧の人は暑い夏場に注意が必要
低血圧の人は、熱い夏場に症状が悪化しやすくなります。血圧は季節によって影響を受け、冬は血管が収縮して血圧が上昇しますが、逆に夏は血管が拡張して血圧が下がりやすくなります。
低血圧の方は元々血圧が低い状態になりますので、さらに血圧が低下すると、倦怠感や食欲不振などの症状がより顕著に現れるようになります。
そのため、低血圧の方は、体調の悪化を防ぐためにも、気温の高い日には出来るだけ外出を控えた方が良いでしょう。
また、夏場に外に出る場合は、水分はもちろんですが、血圧を上げるためにも塩分をしっかり摂ることを心がけましょう。
